天井を抜いてみた

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続・小さなコ


ツバメに興味のない方には申し訳ないが、前回の続きなのです。
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さて、落ちたツバメのヒナを巣に戻したのが前回のお話し。

その日のうちにブログを書いて、enterボタンを押したところで‘お頭’が「巣に、1匹しかいないんじゃないかな?」と気になることを…。
「そんな馬鹿な?」と思いつつ、巣の下で耳を澄ましてみると、確かに気配がないのです。

前日、暑さでグテングテンになって前のめりで巣から首を伸ばしていた4羽のヒナを見ているし、落ちたのなら下にいる筈。
朝はピーピー鳴いていたし、一体どういうこと?
もし、猫に食べられたとしても猫がいれば必ず親鳥たちが警戒鳴きをするのでスグ近くにいた‘お頭’が気づいてもおかしくない。

チビちゃん(ヒナ)を巣に戻した時に、縁に掴まって中に入らなかったのは、巣の中にいる兄弟に遠慮しているのかと思い込んでいたけれど、本当は、巣に怖くて戻れなかった(入れなかった)のかな?

もしかして、この暑さで兄弟は巣の中で死に絶えているのかな?

考えても考えてもモヤモヤするだけで、真実は何一つ見えてこない。
アレコレ考えるよりも、申し訳ないが、巣の中を見たほうがスッキリするのではないか?そう判断し、人間の勝手なエゴで申し訳ないが、禁断のお家チェックをさせてもらうことにしたのです。

車のバックミラーを持って脚立に上り、ミラーを巣の上に差し込むと、確かに!
居るはずのヒナたちが見事に居ない!!!
チビちゃん以外、どこへ消えたのだろう?

昨日、確かにヒナは4羽いて、とても巣立つような大きさではなかったのに↓。
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※写真は前日のヒナ達、まだ小さい。

こうなると、もはや思い当たることはひとつしかなく、でも、それはteneteneも‘お頭’も考えたくはないことだったのです。

実は、遡ること2ヶ月前に原因があります。

約2ヶ月前、我が家では今年第1回目のツバメの巣立ちがあったのです。
巣立ちといっても、巣立ってから1週間程度は巣に子どもたちが帰って来て親鳥に餌をもらう事もあるし、完全な巣立ちへ向けての準備期間のようなものと捉えた方がいいでしょう。
その時も、淋しいながら、夕方には家に帰ってくることを楽しみに、あと1週間を楽しむつもりで過ごしていたのです。

ところが、なんと!
子どもたちが初フライトを満喫している最中に、一羽のツバメが我が家の1つしかない巣にチェックインしてしまったのです。
そう、それが今の2期目のママなのです。

夕方、帰ってきた子どもたちはパニック!
「オイオイ、そこは俺ん家だぜ!」とばかりに巣のまわりをヒョンヒョン飛びまくるのですが、何と!すでに卵を抱いている様子!!
子どもたちは、諦めずに毎夕やってくるのですが、2期目のママはなんのことかわからない。
そうこうしているうちに、子ども達は戻って来なくなったのでした。

そして、2期目の卵がかえる頃。
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5羽から4羽、最終的には3羽に自然淘汰された我が家の1期目の子供たちが「巣をあけ渡せ!」とやって来るようになりました。
(縄張りと、成長過程でいつも見かけていたので判別できます)

巣の周りをヒラヒラ飛んで、威嚇というか、嫌がらせというか「早く飛べ!」と、自立を促す(煽る)のです。
まだ毛も生えないうちから、巣から落とそうとしているのだと思われます。

巣を観察し続けているteneteneからすると、あと1週間2期目が巣に入るのが遅かったら避けられたことなのに、タイミングが悪いというか、残念としか言いようがなく、‘お頭’は、「巣が必要なら、隣につくるとかすればいいのに」と、ごもっともな意見。
うん、あるよね〜人間でもこういうこと。
そうして、3羽がやって来るたび、2期目の親鳥たちが駆けつけては追い払うという毎日が今日まで続いていました。

さて、話を戻しましょう。

つまり、こう推測されます。
2期目のヒナ4羽のうち、まだ小さかった3羽は、1期目の成長したツバメ達に拉致され、おそらくその辺の何処かに落とされて命を失い、大きかった1羽は、重くて拉致することができず、フン溜のバケツの中に落下した。
たまたま音を耳にした‘お頭’が気づき、teneteneが巣に戻した。
巣に戻す時に、2期目の親鳥の様子が変だったのは、巣に居るはずの我が子が1羽残らず消えていて、大家さん(tenetene)が何故かバケツに入った自分の子どもを持っていたので、犯人はteneteneだと思い込んでいる。
対してチビちゃんは、助けたのはteneteneだと気づいているので、teneteneの事を見ても怖がらない。
一方、「やった!巣を奪還したぜ!!」と思ってた1期目の3羽は、居ないはずのチビちゃんが巣に居てまたしても躍起に。
嫌がらせが再燃したのです。

2期目の親鳥は、teneteneを見掛けると飛んで来て威嚇し、1期目の3羽がやって来ても威嚇。
この暑いのに、餌の確保から、威嚇から、労力が2倍3倍と感心するほど。

今日も、プランターに水遣りをしていると飛んできて見張って居ました(苦笑;)。
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露骨に、‘お頭’の車の上から離れません。(母性って凄いね)

teneteneは恩人な筈なのに、トホホな役回り。
‘お頭’は、威嚇されるteneteneを見て嬉しそうな様子で、若干むくれてしまうのですが、幸い、チビちゃんは順調に成長して、巣での恐怖心もなくなり、いつも通りに生活ができるように。
パパとママがいない時は顔を出して見せてくれるので(‘お頭’がいると隠れる;苦笑)少しは救われる感があります。

1期目が5羽→3羽だったことを考えると、2期目のチビちゃんが一度救われた命を全う出来る確率はそんなに高くはないけれど、出来れば無事に巣立って、また来年戻って来てくれることを願い、あと数日ハラハラと見守りたいと思いました。


鳥などに興味がない方には、なんのこっちゃ!な話しですが、
田舎生活をはじめて、気にも留めなかった生き物たちを眺めるようになり、どんな生き物にもドラマがあって、人間とそう変わらないと気づけたこと、自分の中にこれまでにない価値観が生まれたことは、予想もしていない事だっただけに、人って変わるものなのねと、笑える出来事ではあります。

まぁ、ただの妄想と思われることもありますが(笑)。
あたたかく見守っていただけるとありがたい。



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by tene-tene | 2018-07-21 16:30 | 生きもの
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