2019東北春の里帰り旅 <温泉編 2 >
2019年 06月 01日
「栗駒山荘」でゆったりした時間を過ごし、次なる目的地、岩手県花巻市へ。
そのまま真っ直ぐ行けば2時間ほどで到着ですが、立ち寄りたい場所が2つ。
1つ目は「小安峡」の大噴湯見物。
2つ目は「巣郷温泉」への立ち寄り湯なのです。
ここでひとつ条件が。
小安峡温泉へのルート上に、冬季閉鎖道が含まれているのです。
道のコンディションにより、開通日はマチマチ。旅の前日にはまだ冬季閉鎖が解除されたという情報が入って来ず…。
ところが!なんと嬉しいことに、前日の午後に開通したとの情報が!
何という幸運♪
勿体無いことをしていたものです。
動画を撮りまくってきました(笑)。
前夜の懐石でお腹がいっぱいだった分を、この散策で少し解消?できたかな。
さっ!
ここから目指すは「巣郷温泉」。
この山越え道にも実は冬季閉鎖道が含まれていて、何となく不安だったので、山荘のスタッフに聞いてみたところ、東成瀬村の方に連絡をとってくださり、通り抜けられることを確認し出発! この山道、国道から県道になった途端、車がすれ違えないくらい細くて、崖を走る怖いルート!
しかもハンドルを握るのはteneteneなので、何度‘お頭’の「落ちる!落ちる!」を聞いたことか(苦笑)。
で、やっと岩手県の出口に差し掛かったところで、まさかまさかの出口閉鎖!
頑丈な門扉に、頑丈な鍵!!!
え〜〜〜〜っ!
青くなるteneteneに‘お頭’の「こんなことじゃないかと思っていた」の一言。
確かに、東成瀬村からの入り口は門扉ではなくて、ただの看板だけで、村人からしたら出口が閉鎖されているなんてわからないよね。
そんな二人を横目にモトクロスバイカー3名が門扉横のわずかな隙間を通り抜けていく〜〜〜〜。
とほほ〜ん。
…っていうか、お腹空いた。
あまりにもお腹が空きすぎて、コンビニ飯となりました。
まっ、巣郷温泉でひとっ風呂浴びたら元気になりましたけどね。
上手くいくことがあれば、上手くいかないこともある。
日帰りのみの温泉です。
ここもラッキーなことに貸切状態♪
地味なんですが、お湯は最高なのです。
全国でも珍しい「亜炭の湯」といって、ほんのりアブラ(灯油ストーブから漂うニオイを薄めた)臭がします。
実際アブラが浮いているわけではありません。
よく温まり、疲れが取れやすい温泉なのです。
巣郷温泉郷は過疎地にあり、地元の人が日常に使用する温泉で、商売っ気がなく観光客はほとんどいません。
そんなわけで、年々閉じる温泉が後を絶たない。
もはや日帰りできる温泉も数件なのです。
なくならないで欲しい温泉です。
スノーシェッドが雪国感を醸し出しています。
湖畔の道は難易度が高いので運転は‘お頭’。
ベアレンビールはやはり美味しい。
と、いうことはお宿は違えど、残り2泊も同じような料理が出てくるんですよね。
味の優劣がハッキリするのである意味旅館にとって酷な事。
食べる側にとっては、毎晩これじゃ飽きるし太りそうな、贅沢な悩み。
朝1番乗りですからね、またしても貸切!
このレリーフタイル、独特でしょ?
参考までに、もう一方の「豊沢の湯」は、これ以上にシュールで重厚なタイル絵と湯治場の雰囲気があります。
ここの泉質はアルカリ性単純高温泉。
特徴的なのは、メタケイ酸という肌に潤いを与える美肌成分が豊富に含まれ、湯にとろみがあるところ。
このとろみが何とも気持ちよく、お肌もツルツルになります。
その湯を求めて、多くの観光客が県内外からやってくるのです。
大好きな泉質で、むかし何度も日帰り入浴で通った思い出の温泉です。
by tene-tene
| 2019-06-01 16:08
| 温泉